もともとは洋蘭栽培を営んでいましたが、国産生ライチとトマトが仲間入り。
国産生ライチもトマトも洋蘭も、一つ一つ心を込めて栽培しています。
振り返ればたくさんの失敗もありました。なかなか実を結ばない時期もありました。
それでも変わらず、これからも変わらないのは、
一つ一つに愛情を込めて。食べれくれる皆様の顔を思い浮かべて。
ライチを楊貴妃が愛してやまなかった話はあまりにも有名。
上品な甘さと香りを備え持つライチ。私もライチに魅了され10年が経ちました。
初めは、実がつかず畑の奥で片手間で作っていました。
そもそもライチは温暖な気候の植物。宮崎県ではハウス栽培が適しています。
試行錯誤して実をつけ始めたのが4年前。
独自の栽培方法で、50g以上糖度15度以上の最高級ライチの栽培に成功しました。
今まで食べた冷凍ライチとは大きな違いがあります。
生で食べるライチの美味しさは、また格別です。
香り、甘み、酸味。すべてがうまく調和しています。
ライチは熱帯・亜熱帯地方で栽培されている果実です。オフシーズンにはしっかりと水やりを行い、収穫時期に向け手を抜くことなく準備をしていきます。
花が咲き始めると、土の環境を変えていきます。菌体(主に納豆菌、酵母菌、乳酸菌、光合成細菌)を土に織り交ぜ、栄養分の高い土に変えていきます。
実が付きはじめたら摘果作業を行います。通常の摘果作業に比べ多めに摘むことで、一粒に栄養が多く行き渡るよう調整していきます。
摘果作業を繰り返していき実が大きくなってきたら、実が地面に落ちないように吊り下げ作業を行います。最大50g以上もなる実が落ちないようにしっかりと補助をしていきます。
1年間作業をしてきて収穫できる時期はわずか1ヶ月半しかありません。森緑園では大きい粒に甘さを込める作り方をしているため、集客量も少なく非常に希少です。だからこそ最上級の生ライチをご提供できます。
写真提供:こゆ財団(略称)
宮崎県は温暖な気候に恵まれ、水も綺麗でトマトの栽培に適している場所です。
森緑園では長年の経験から独自の栽培方法を確立し、「贅沢トマト」と命名できるまでのトマトを栽培できました。
はるか昔から皇族や華族などの上流階級の中で楽しまれていた蘭。
その魅力はどんなに月日が経っても飽きさせない魅力を放っています。
先代から始めた蘭栽培を私も続けているのは、蘭の魅力に取り憑かれたからかもしれません。
恵まれた自然の中で作り上げた「美味しい」をみなさまに。
宮崎県にはたくさんの「美味しい」があります。
日本の陽だまりと言われる程恵まれた気候、いくつもの清らかな清流、太平洋に面した地形。その中でもしっかりと努力し、研究し、失敗をしてきたからこそ。
みなさまに「美味しい」を届けることができると思っています。